ここまでの入門・実践編で対応能力がいくらかは身についたのではないかと思います。
ここらで復習も兼ねて、「見た目」、つまり外見でのハッタリを極めていきましょう。
丘サーファーよろしく、外見というものはかくも重要なものなのです。
例① ギターが弾けないのにギターを持っている
これは一見格好が悪いように見えるかもしれません。
しかし、考えてみてください。音楽の嫌いな人がわざわざ部屋でスペースを取るような楽器を持っているものでしょうか???
そこで仮に、理由を知らぬ心無い友人から「弾けないのに格好わりぃ」と言われたケースを想定してください。
友人がいなければ、とりあえずドラゴンボールのチャオズに言われたものとして想定してください。
普通の人間ならばプライドがあります。それは怒るでしょう。
当たり前のことの上、途中から鳥山明が書くのが面倒になった戦力にならなくなった最下級Z戦士のチャオズだから尚更でしょう。
しかし、一歩踏みとどまってください。この場合あなたの一番大事なものはなんでしょうか??
そうです、"音楽好き"というハッタリを守りとおすことなのです。
それに比べたら丘サーファーもとい飾りギタリストがバレたくらい何なのでしょうか?
「音楽好きだから、少しでも楽器の近くにいたい、でも時間も才能も無くて・・・」という切ない状況を普段から作るよう心がけましょう。
ちなみにこの場合の楽器それぞれに注意点です。
・ギターの場合 ・・・ ストラトキャスターよりレスポールが望ましい。ケースに入れっぱなしは問題外だが、ハードケースならば可。
・ベースの場合 ・・・ ストラップ(肩にかけるベルトのようなもの)は長めに。友人はイスに、自分はアンプに腰掛けるなどのアウトローを演出。
・鍵盤系 ・・・ 間違ってもシールなど貼らないように。一気に楽器→玩具にランクダウンして見えます。
・ドラム ・・・ スティックはボロボロにしておきましょう。予備のスティック・折れたスティックもインテリアとして見える位置に。
・ヴァイオリン ・・・ 安物でも取り扱いに注意し、ケースからゆっくり取り出すだけで楽器を大事にしているように見える。
・管楽器系 ・・・ 肌身離さないように見せる努力を。「湿度で音が変わる」というところを口癖のように。
楽器はこれだけではありませんが、一通りはこんなところでしょうか。
全部に言えることですが、楽器の上にホコリが積もることはいくらか問題です。
自然に積もるものですので、仕方の無いところはあるのですが特に重要な部分(ギターなら12~17フレット付近、ピアノなら鍵盤の黒いところ)のホコリだけは積もらないように気をつけてください。
正直なところ、それ以外の部分はそれなりで構わないでしょう。
弾けないのに、掃除だけ完璧だったらそれこそ格好悪いですよ。苦手なところだけは練習しているように見せるのが真のハッタリです。
労力の無駄遣いはなるべく避けるように注意しましょう。
今後それぞれの楽器のカリスマと呼べる人達の紹介も予定しています。
カリスマ達の名前を口に出し、軽く"尊敬している人"のように話せればいよいよ音楽通です。ますます頑張っていきましょう。
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