前回でMETALのCDジャケットはクソゲーであることを説明しました。
実際のところ、そんなジャケットこそ名盤があったりするのでジャケ買い(ジャケット見て衝動買いの略)はやめられないのでしょうね。
後日そんなジャケットを集めて公開していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
さて、今回は前回よりステップアップしてMETALの好みが分かれる範囲も説明していきましょう。
並外れた演奏技術が必要であることは言うまでもありませんが、実際のところ普通の消費者はそういうものを求めてはいないケースが多い現実を見極めてください。
METALのファンと一般人の差は、音楽に対して求めているものが違うということなのです。
しかし、人間とはかくも悲しいもので自分の好きなものをどうしても無意識にも人に勧めたくなるものなのです。
そのため、基本概念である"話が長い人が多い"というところも = 自分の考えを押し付ける人が多い
という形になってしまったのでは無いか、と考えられるわけですね。
大なり小なり、それはどのジャンルにも言うことができるわけですが、METALは音的にも極端過ぎたのでしょう。
年齢層・性別・演奏力・宗教、いずれも独自の路線を行っているケースが多く見られます。
今更ですが、もしどうしてもMETALでどうしてもハッタリを貫きたい理由が無い場合は、別のジャンルを選ぶ勇気も必要です。
それでも進むというならば、オススメのアーティストを是非。
メタル・マスター / Metallica
Metallica(メタリカ)です。
似た名前でメガデスもありますが、別物です。ひとまずメタリカを覚えてください。
つーかもう本当、例に漏れずCDジャケットが見た感じクソゲーですよね。
音はもう王道メタルって感じでしょうか。名前もメタルって入ってますしね。
こういうのも変ですが歌にしても楽器にしても抵抗なく聴きやすいフレーズが多く、①で紹介したJudas Priest より入門向けではないでしょうか。
しかし有名どころはマニアも意識的に避ける傾向があります。例の"売れてきたらダメになった"心理です。
間違いなくメタリカはMETALでも最高峰であると思うのですが、上記の心理から「最初に買ったCDはメタリカ」程度のハッタリに留めておきましょう。
・Blackened ・・・ ギターテクニックが炸裂。バンドとして演奏するにも相当練習必要では。意外にROCK好きにウケるかも。
・Enter Sandman ・・・ 比較的短めな曲だけどそれでも5分超。これもギターソロが泣かせる。
・So What ・・・ 殴りつけるようなボーカルとバックコーラス。デートで聴くような暴挙は避けるように。
・アルバム「Kill 'Em All」 ・・・ 全体的に激しめのラインナップ。「Jump In The Fire」は押さえておくこと。
なお、宗教的な問題として下記も賛否両論分かれます。
Mechanical Animals / Marilyn Manson
Marilyn Manson(マリリンマンソン)です。
ジャンルはMETALに分類されるのですが、少しテクノの打ち込みっぽい要素もあったりする感じです。
しかし、賛否分かれる理由としてはその"思想"にあるのでは無いでしょうか。
アメリカの一部の地域では完全に発売禁止になっているところもあるくらい"悪魔の音楽"とされているとか。
確かに初期の方はかなり狂気じみていましたね。
ステージパフォーマンスでも聖書を燃やしたりとかやっています。
せっかく極めるならばやはりこれくらい極端の方がいいかもしれませんが、反キリストの精神なので友人関係に注意しましょう。
仮に日曜に各家庭を子連れで訪問する友達を持っていて、"その人が無二の親友"で絶対失いたくない方は絶対に手に取らないようにしましょう。
極めるならば鼻歌交じりで踏み絵ができるくらいになりましょう。その時の鼻歌がマンソンならば全く言う事なしです。
・Everlasting C sucker ・・・ 始まりから少し不気味かもしれませんがこれこそマンソンの持ち味。
・Antichrist Superstar ・・・ 同曲のアルバムタイトルにもなっている。ジャケットがもう悪魔。
・The Fight Song ・・・ マンソン後期(というべきか?)の象徴。かなり毒は抜けているが、曲としてはかなり良い出来。
悪魔の音楽ですので、必ず1人または意見を共有できる人と一緒に聴きましょう。
誤って高齢者の方に聴かせてしまったら明日から死神というニックネームで親しまれるかもしれませんのでご注意ください。
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