難易度・・・★★
POPSを卒業し、誰もが通る道になるであろうROCKの世界。
その深さは現在の音楽のルーツであるかの如くです。
ROCK自体の敷居は割と低く、数あるCDコーナーの中でも容易に探すことができる程の市民権を得ています。
一定の年齢以上の方にはROCKを聴くと興奮を覚えることがあるので注意が必要ですが、
メロディに関しては複雑なことはなく、楽器を演奏する際でも(曲によりますが)とっつきやすいジャンルではあります。
一定の年齢という書き方をしましたが、世代的には現在は熟年世代がルーツであり、妙な懐かしさを覚えるかもしれません。
なお、POPS編で紹介しましたビートルズですが、実際はこちらのジャンルにも当てはまるところがあります。
ただ、ROCKには"とげとげしさ"が必要であるという世間の認識があるはずです。
ビートルズにはその点が割とさわやかに感じられ、「古きよきサウンド」としてPOPSの第一とさせていただきました。
次項で紹介するPUNK編とも紙一重ではあるのですが、ROCKには反社会の精神はさほど含まれてはいません。
ただ、メッセージを伝えたいという思いを激しいビートに乗せているのがROCKなのです。
その点は基本概念です。必ず覚えておいてください。
なお、ROCKというジャンルの広さの範囲に比べて、数々の規制があります。
一種のROCKを愛する者の暗黙の了解みたいなものなのでしょうか。一つの例として、"ロックの神・佐野元春"の言葉です。
「ロックンロールに楽譜はいらない」
このように、「ロックンロールとは~でなければならない」という先人の歴史に積み重ねられた思いによって作られています。
PUNK程ではないとはいえ、世間へのメッセージを歌っているはずのROCKが規制という鎖に縛られている状況は、
"不良ほど学校の服装の規制にうるさい"という現実に似ているのかもしれません。
*例:「おめー制服の下はワイシャツって決まってんじゃねーのか?何Tシャツ着てんだよ」(カツアゲ時の服装の指摘)
それ以外のROCKのしきたりを一部挙げてみましょう。ちなみにROCKな人を"ROCKER(ろっかー)"と言います。
・ROCKERは最初から生ビール
・ROKERはアルバムのバラードを飛ばして聴く
・ROCKERはエコ以外のルールを基本的に守らない努力を出来る範囲でする
なお、上記の以外の内容でもROCKERに相応しい発言・行動をした人には賞賛の意を込めて、
「ROCKだねぇ」と言ってあげる習慣がROCKER同士には存在しています。
もうROCKERは「ROCK」か「ROCKじゃない」かだけで動いていると言っても過言ではありません。
どの部分をROCKなのかと感じるかは人それぞれです。一般的には自分の思い通りにやることが最もROCKとされていますが、
人の迷惑にならないような形でROCKを追い求める精神的余裕を持つことが何よりもROCKなのではないでしょうか。
基本概念だけで終了してしまいそうな勢いで申し訳ありません。
次回はロックアーティストの紹介をします。
服装に関しては、音楽の方向性によって随分と幅は広いです。
しかし、敢えて挙げるならば、下記になるでしょう。
■ROCKなスタイル(現代ROCKではやや現象傾向)
骸骨のTシャツ・パーカー、ダメージジーンズ・チェックパンツ、ラバーソール、Jippoのライター
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