結局世間は、未知なる物に対しての興味・好奇心を持つ者を最初は異端として、後に開拓者として扱われます。
今日、洋楽を聴いているのは珍しいことではないですが、聴かない人から見るとアウトローです。
不良が格好良く見える図式から、中・高生には敷居が高く感じるかもしれません。
特にこの年代は下火になったとは言えカラオケ対策として音楽を聴いているわけです。
そう考えると洋楽はとても実用的(カラオケに対して)では無いものなので、時間を割いている暇は無いのです。
うかつにカラオケで洋楽など歌ってしまうと、地雷を踏んだかのような沈黙が間もなく訪れるでしょう。
「ハードル上げやがって」という空気になり、結果あなたは退室を余儀無くされることになるかもしれません。
1時間経過時点ならまだしも、トップで洋楽など歌ってしまうと目も当てられない状況になるかもしれません。
二度と同じメンバーでのカラオケに参加できない危険もはらんでいるわけです。
*稀にそうとは限らないこともあります。
あくまでも「洋楽はファッションなんだ」と意識するようにしてください。
本題に入ります。
前回、邦楽は自国の文化だということについて話しましたが、あなたの対外公式設定はあくまで「洋楽通」です。
メインは洋楽でなければなりません。
しかし、邦楽の効果的な使い方であなたのハッタリ洋楽度を引き立ててくれます。
死ぬほど好きで四六時中聴いていたい邦人歌手がいた場合には下記のような手段を使いましょう。
■実践■
「この○○(邦人歌手)の音楽性は××(外国人歌手)の影響を受けてると思うんだよね」
上記の言葉をテンプレートとして使用してください。
もし秋葉ライクなアルバムのジャケットとかで中身がバレそうになった場合は、「この作詞家は」「作曲家は」など、
表に出ていないポジションの人物に置き換えたらいかにも「音楽通」のようで効果抜群です。
邦人・外国人どちらでもマニアックならマニアックなだけこのハッタリは引き立ちます。
アルバムを聴くと、十中八九世界中のどこかに似たような曲はあるはずです。曲の出だしだけとか。コードF主体とか。
逆に気付かないような、無理矢理とも思えるくらいの方が音楽通としてのランクアップも狙えます。
これは例えアイドルやアニメの曲でも有効です。
この一言で世界的名曲にインスパイアされて出来た曲だと思わせることに成功するはずです。
同時に、「洋楽通」の称号も得ることができるわけです。
※但し、このような曲のCDは2枚以上持ち歩かないようにしましょう。数々のカッコいい洋楽のアルバムの中に一つ紛れているから説得力があるのです。
■注意■
決して深追いだけはしないようにしてください。
どの世界にもマニアはいます。あなたのインスパイアはあくまでも「創作」なのです。
偶然に偶然が重なって相手が「やっぱり!?俺もそう思うんだ!」と話に乗ってしまう状況になってしまった場合、
そこであなたの知識の底の浅さが浮き彫りになり、洋楽通人生に一旦ピリオドを打たなければならなくなるかもしれません。
念のため、「孫インスパイア(まごいんすぱいあ)」くらいまで作っておきましょう。
「○○(邦人歌手)って××(外国人歌手)に似てるんだよね。だから○○(邦人歌手)に似てる△△が好きでさ」
ここまでしておけば、もはや何を言っているのか伝わらない危険はありますが、安心してハッタリを展開することが可能になるでしょう。
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