ここからは真の応用編です。
微塵も素人臭さを残さず、というのはやはり一夜漬けでは無理な話です。
しかし、あなたのプライドをどうしても守りたいというニーズに応えていける手段を公開していきましょう。
簡単な話、全てのジャンル・その道の有名どころを暗記してしまえば言うこと無しなんですが、
リアルに救いようの無いハッタリでは人間性が感じられなくなり、友達の減少に繋がる恐れがあります。
何事も程ほどに、の信念を常に持って音楽を聴きつつ、流しつつしていきましょう。
■「月並みだけど・・・」
このワードは非常に大事です。必ず押さえておいてください。
ビートルズやカーペンターズと言った「日本人でも物心ついていれば必ず知っているクラス」の超有名どころを語る時に使います。
稀にですが、音楽通同士では「どのアーティストに影響を受けたか」という傍迷惑な挨拶が展開されます。
本当は好きだったとしても、まさかここでアイドルの名前を挙げるわけにはいきません。
あなたのプライドがそんなものならこのサイトをきっと見てはいないでしょう。
そういう時に、有名どころの名前を拝借する際に使います。
「①月並みだけど、、、②(Sex)Pistolsが好きでさぁ。③もちろんAnarchy(in the UK)が一番」
どうでしょうか。少しテンションが上がって更に応用をしてしまいました。
②( )内は、省略した部分です。日本人オンリーの話ですが、通は名前を略すのが大好きです。
①誰でも知っているイギリスのパンクバンド「Sex Pistols」を例に出してみましたが、「月並み」という言葉を自発的に出すことで
”お約束ですみません、でも他のも色々聴いてみたんだけどコレがやっぱり一番だったよ、是非君も聴いてみて”
というメッセージをこの一言の中に詰め込むことができる算段になっています。
③更に、この文章は二段構造になっています。「もちろん」の部分ですが、その中でも最上級、揺るぎ無い1番を挙げる前置きになっています。
①の部分で、王道であることは前提として出していますが、更に王道の曲を重ねることで話を簡潔且つ、完結に導いています。
この部分はROCKやPUNKなら、それ以上掘り下げられることは無いでしょう。
ROCKならばもちろん「これが1番ROCKだから」、PUNKなら「はぁ!?もう他のは興味なくてコレしか聴いてねぇよ!!」で済むからです。
それ以外のジャンルは少々、他の曲もかじっておくと良いでしょう。
METALの場合は、なんとか相手に喋らせておけばいつの間にか話は終了しているでしょう。
とりあえず、無理せずジャンルごとにタイトルの傾向を覚えておけばいくらか話は成立します。
次回は相手から知識を絞り出してもらうケースを紹介します。
■次回予告:「え~と・・・なんだっけな、アレ・・・」 の使い方
『好きな音楽を一生の仕事に』国立音楽院・資料請求
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